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元総理のご冥福をお祈り申し上げます
安倍元総理があろうことか凶弾の犠牲になられました。国民の一人としてただただご冥福をお祈り申し上げます。しかしこの警備の大失態は一体どう考えればよいのでしょうか。県警トップが事件翌日(遅延会見)で「警備に問題があったことを否定できない」と語っておられ正直唖然としました。「否定できない」と公務員用語を発言することそれ自体が失格と言わざるを得ないからです。そして国家公安委員会・警察人事は何故即座に「更迭を決断し発表しないのか」も全く信賞必罰が機能していないのだとしか考えられません。警備が職務であるのに素人の様な全くの手抜かり警備を実行し、その一部始終がスマホ映像撮影され全世界に流れました。こんなお粗末な要人警備で国のトップクラスの現役政治家を失ってしまうとは、それだけで「正しく三流国家」の証明でなくて何なのでしょうか。そこを見逃し気味、遠慮がちの報道が一番酷いと感じます。ハイテクIT機器が溢れる令和の現在は警備環境も飛躍的に向上したはずです、なのに何故この様な取り返しのつかない事態となったのか、警備の指揮命令系統と要員の警備能力の低さが、ここまで体たらくになってしまった。何でこうも低レベルとなったのか、そこには根本的な原因が横たわっているはず、これを認識すべきと痛感します。戦後の昭和の時代には今と違って政治否定をして暴力革命を公言実践する組織・団体が多々ありました。しかし要人が凶弾に倒れ最悪の結果を招くことは極めて少なかったと言えます。つまり日本の警備能力は優秀だったはずです、しかし今はこの有り様です。世界中にテロが横行しているのに「余りに平和ぼけ」過ぎます。要人の暗殺など簡単に許してしまう現状が露呈してしまったものです。何事もそうですが、このレベルでいいやと油断したり、一度安心をすれば、後は転がる様に落ちていきます。ここ何年も公務員の士気・能力が低下しっぱなし、それがあちこちに溢れかえっており、今回の警備というのも、根底はそれでなかったのか。それを指摘せねばならないと思います。進歩しているはずが、どんどん後退している。どんどん悪化している。ここに目ををそらさずにと願ってやみません。何かこう根っこから腐り始めている。そういう身震いのがするのは私だけでしょうか。
大手マスコミは既に「これで何か監視強化とか世の中の右傾化が心配である」とか既に的外れ報道をしています。ジャーナリズムは最後の砦であるとか抽象的お題目を垂れ流し、事の深層に切り込姿勢が欠けています。この事件の原因を見極めないと益々手遅れになる。これを痛感しました。
さて参院選は与党の圧勝でした。課題山積、国難ともいうべき我が国の今ですが、既に三流国家に落ちてしまった。この現実を直視し、憲法改正、教育改革等、問題の根っこに至急にそして果敢に取り組む、一刻の猶予も許されないと考えます。もし今を逃したら、もう手遅れになると思うのです。