セキュリティ問題を斬る
2026年4月21日
Category - Blog
税務当局の機密漏洩が報道されました。報道は一斉に国税幹部の謝罪を報じましたが、それっきりです。しかし、これは前代未聞の失態でしょう。原因は、税務当局の教育に尽きると思います。また民間ではもう10年以上の古くから、当然となっていた私用のスマホ、ガラケーも含めた、携帯電話を平気で職場に満ち込むという、規格外の行為が何の問題視にも繋がらなかった風土に起因することを指摘する報道は皆無です。
別の税務署員の不祥事報道で、トイレ等で公営ギャンブルに勤務時間中に、頻繁に興じていたという「非行」がありました。これも、私的なスマホを職場に持ち込むことに、何の危機感も感じなかった当局の「慢心」が根底にあると指摘せねばなりません。かつて、私が税の世界に奉職した昭和の時代には、スマホ等は世の中に存在せず、紙申告しか無い時代でしたが、コピーという「機密漏洩」の媒体はありましたし、一眼レフカメラでの機密情報の盗撮という危険もあった訳です。しかし、当時は連綿として職員に対する「現場教育」が徹底していました。税務当局の扱う情報が一体どういう極秘個人情報なのかという「公務員の本質教育」があった訳です。それが、現在においてはどうなのかです。国税当局は電子化、DXを声高かつ強烈に推奨してますが、当のセキュリティという点では、極めて脆弱であった事を今回の不祥事は白日化した訳です。どうしてこの様な低レベルのセキュリティとなったのか、ハード面は勿論、一番大事なソフト面を当局は大いに猛省すべきて思います。